🍱食育を見直そう🥬

2021年6月12日

「食育」という言葉をご存じでしょうか。「生きる上での基本であって、知育、徳育及び体育の基礎となるべきものと位置付けるとともに、様々な経験を通じて『食』を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てること」と2005年7月15日施行の食育基本法にあります。愛知県においても「あいち食育いきいきプラン2025」をこの理念に基づき作成しています。

 

この食育を推進するため、NPO法人「ココ・カラの会」を立ち上げ食育推進ボランティアとして皆様が活躍されています。私はこの「ココ・カラの会」の会長を務めさせて頂き、愛知県との連携や会の進め方等の相談を受け、お手伝いしております。今回は、皆様の日頃の活動を報告していただき、相互理解・交流を深めようと計画しました。岡崎方面の方々はリモートでの参加です。

 

初めに「すこやかライフ」さんの発表で、親子料理教室での「ケチャップ作り」の報告があり、パンよりご飯、出汁、旬の野菜等を使って、素材本来の味を子どもたちに知ってもらうことが大事と発表されました。次に「たんぽぽ会」さんは安全安心な素材で美味しいごはんを作ろうと和食セミナーの開催や、オーガニックの味噌づくりなどの発表がありました。親子で楽しんでいる姿が印象的でした。

 

3番目の方は会場にはお見えになりませんでしたが自然農法セミナーを開始し、小松菜づくりを行ったこと、味噌づくりは今後も続けたいとのお話がありました。また最後に兵庫県から醤油を作って見える会社の社長さんより講演がありました。この会社はMOAの無農薬食品(大豆・小麦)を使い、醬油を製造されているそうで、安全安心なものを皆様に食べていただきたいと紹介されました。

 

和食は今やユネスコ無形文化遺産に登録されています。私も最後のご挨拶で食べることの大切さに触れ、「家族で食卓を囲む」という幸福感が子どもたちの育ちに与える影響が大きいこと、料理を手伝うことで方法を覚え、食が作る文化や社会をいかに次の世代に伝えて継承していくか、という重要性をお話ししました。美味しいものを食べるとみんな笑顔になります。心も体も健康が一番ですね。